記憶にない「購入履歴」の謎を追ってみたら、真人間になれたっぽい
こんにちは、雨宮美奈子です。
なんと天下の楽天さまが、これまた太っ腹な企画を出したらしくて、なんでも「買い物」をテーマにブログの記事を書いて30万円がもらえるのだそうで。
「買い物」をテーマにブログを書いて30万円! それどこ大賞、10月26日まで大募集! – それどこ
ってことで、ワイドショーを見ながらスマホ眺めていたときに、このお知らせを知ったワタシの図。
(イメージ画像探してみたら、マジでちょうど同じポーズが出てきた)
「30万円、欲しくね?」
と欲にまみれながらもしっかりとした決意をしまして、本日ブログの画面を開いてみたわけです。そういうわけです。
さてはて、今回は「買い物」がテーマ。
何を書こうかな?と思い、楽天さんの企画なので、楽天の購入履歴を眺めてみることに。(以下、購入履歴のスクショです)
えーっと、一番最近買ったものは……
お茶でした。
生活感丸出しかよ。
しかも送料込みで信じられないお得さ。(これどうやって採算とってんだよ)
お茶から素敵なストーリーが展開する気もしなかったので、はい、次。
なんだよ、脇肉革命って。
明らかに「はみだした肉がスッキリするよ」っていう謳い文句に引かれてました。
なんかこう、ぜい肉を胸肉に変えたいという過去の自分を思い出したよ。
「購入履歴って、自分の生活や悩みがだだ漏れだな」と思い、つらい気持ちになりながらも見進めていくと、2011年の購入履歴にまでたどり着きました。5年も楽天使ってるんだな〜、わたし。
しかし、ぼーっと眺めていたらふとしたことに気がつきました。
「あれ、この商品、買った記憶…ないよ…?」
待て待て、この商品。値段はさておき、そもそも「超でかい」商品です。
だって購入したサイトまで見に行くとこの画像。
決して、「忘れてた!」なんてことで片付く商品ではございません。
だって、重さにいたっては32キロ。
小さい子供ひとりぶんですよ?
えー、なんで記憶に無いの?わたし!
「まさか!もしかしてカードの不正利用?」
とまで考えたりもしましたが、配送先を確認すると当時の自分のアパートになっています。
この不思議な謎を解くために…
わたし(現在、東京在住)は、当時のアパート(福岡)にまで…
なんと、わざわざ……飛行機で、、、、、、!
行くお金なんてあるはずがないので、
実家(おなじく福岡)に電話してみました。
(先ほどとおなじく、「いらすとや」の画像で乗り切るよ)
「もしもし。お母さ〜ん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「いきなりどうしたの? ちゃんとごはん食べてる?」
「ごはんは食べてるよ、それよりちょっと聞きたいことがあってね」
「まさかコンビニ飯ばっかりじゃないよね? 仕事で大変だからってそういうことしたらダメよ、ちゃんと自炊するのよ。そうだ、お米送ってあげようか?」
「マジ?お米はいくらあっても助かるわ〜、ぜひ送ってよ〜」
はっ!
「それより!それより!それより!聞きたいことがあるの!」(母親に主導権をもう取られまい!!!)
「ん?何? ちなみにあなたは、ハネムーンでできたベイビーよ」(※何も言っていないのにマジでこう言われた)
「出生の秘密はいいよ!知ってるわ!
わたしはベトナムのちょっといいホテルで出来た子なんでしょ!
お父さんに聞いたよ!
そんなことより、大きい鏡を数年前に買ってるみたいなんだけどね、わたし」
「大きい鏡…?」
「ベルサイユのばらに出てきそうなほどゴージャスな、金の縁取りがされた、なぜか30キロ以上もする超重いやつなんだけど」
「なんかわたし、ちゃんと買ったみたいだし、自分のアパートにも送った履歴があるんだけど、記憶になくて…。お母さん、何か知らない?」
「え〜。鏡か〜。うーん?」
「当時は実家が近かったから、そっちに送ったりしてるかな?」
「うーん、してないねぇ。うちにはないね」
「そうかぁ。じゃあこれ、なんなんだろう、、、、、?」
「あっ!もしかしてそれ…
大きすぎてアパートの廊下を通らないってことでキャンセルになって、当時の彼氏に配送先を変更して送りつけた鏡じゃないの〜〜?」
「え!!!!!」
政治家じゃないけれども、使わせてくださいこの言葉。
記憶にございません。
その後、母に詳しく話を聞いてみたところ、当時のわたしのアパートの廊下は狭く、鏡を頼んでみたはいいものの通らなかったんだそうで、急遽わたしは追加料金を払って当時の彼氏(当時遠距離恋愛で、彼は東京在住だった)に送りつけたんだそうだ。
というような話を当時のわたしは母にしたらしいのに、わたしはまったく覚えていない。
ってことは、その幻の鏡はここ(東京)にあるというの…?
すかさず、元カレに電話!
(本当に便利だなこの画像は)
「もしもし!久しぶり!ごめん!聞きたいことがあるんだけど!」
「よ!久しぶり〜。結婚したんだって?おめでとう〜〜」
「んなこたぁ、どうでもいいんだよ!!!!!!鏡どこいった!鏡は!」
「え?鏡?」
かくかくしかじか。
事情を話すと電話先で爆笑しだす元カレ。
「ああ、確かにその時に鏡を送りつけられたな。でも、我が家には搬入はできたものの、やっぱりすごく大きくて、置く場所に困ったんだよね」
「ふむふむ」(送りつけたこと忘れててマジごめんねという気持ちを持ちつつ)
「ってことで、その鏡ね、捨てることにしたんだけど」
「あ、捨てたんだ。」
「そのとき、処分費用に3万円かかったんだよね。」
「……マジ?」
1万4千円(送料込み)の鏡が、処分費3万円?
「うん。マジだよ」
「で、その費用は…」
「当時、俺が払ったよ。」
「いや〜、なんか本当にごめんねぇ。わたしってば、送りつけたことさえ忘れていたみたい。人間にはさ、都合の悪いことは見事に削除される機能がついていると思うわ〜」
「うん、特にお前は顕著だよね。ってことで、数年ぶりに思い出したけど……
お前さ、3万円、いま払ってくれる?」
「ん?」
「いや、当時の俺はさ、お前に振られるのが怖くて、3万円かかったことが言い出せなかったんだよね。でも結局振られたし、ちゃんと請求するわ。ってか送りつけたことも忘れられてたとは思わなかったわ」
「いやマジで本当にごめんなさい、土下座します、振込先の番号をいますぐ教えてください」
ってことで、昨日3万3千円を振り込みました。はい。
(本来出すべきお金なんだけどね…3千円は利息として勝手に入れました)
でもね、3万円払うべきだったのは、マジでわかるんですけどね。
ちょっと意味わかんなくないですか?
30万円もらえるブログチャレンジをしようと思ってネタ探しをしたら、3万円失ったわけですよ。(これ実話ですよ)
でもさ、返さないといけなかったはずのお金をきっちり返せたし(数年間、忘れてたけどね★)、真人間にちょっと近づけたような気がしなくもありません。ふぅ。
楽天さん、こんなチャンスをくれて本当にありがとうございます!元カレとの小さなわだかまりが、スッキリ!しました!
なので賞金くださいね!!!以上、雨宮美奈子でした。