合法的駆け落ちをしました
東京へと移り住みました。
この2ヶ月ほどの間のことを書くのは全体像が大胆すぎて非常に難しいのですが、人生最大とも言える転機がありまして、現在既に東京へと移り住んでいます。
こちら一言で言うなれば、『合法的駆け落ち』をしました。
親や仕事や様々なことに一応はきちんと決着をつけているけれども、半ば無理矢理に愛する男性に遠い地へとさらわれてしまったかのような、社会との関係性を壊さない丁寧な駆け落ちです。
今は東京でゆっくりと毎日を過ごし、愛する人のために日々お弁当を作っています。早起きが非常に非常に苦手なわたくしではございますが、雨宮美奈子、冷凍食品を一切使わずに頑張っているわけでございます。
卵焼きが綺麗に焼けた日は気分も最高です。
またそれに伴い、転職もしました。
9月からは神保町という街で、または家でコツコツ文章を書いたりしているであろうことかと思います。読んでください、よろしくお願いいたします。
さてはて。
わたしは本当に、きっかけを待ち続けている人生、でした。
大都会から、王子様が博多まで迎えに来てくれるのを待っている人生でした。
わたしという人間は、どうやら自分で決めた人生を楽しく謳歌していると人様からは見えるらしかったのですが、全くそんなことはなくて、常に受け身で物事をこなしつづける人生を過ごしてきました。
したい仕事に明確につくわけでもなく、敷かれたレールの上を歩み続け、地方の国立大学に通うことで正解だと思い込もうとしていた若者でしかなく、親を安心させるための就職をし、その中で頑張ろうとコツコツやるような、そんな不器用な人間です。
結局、わたしは女なのでした。
男の手によって東京へと引っ張られることを夢見ながら、小さな田舎で待ち続けていました。
(大学ではジェンダー学専攻して男女平等社会ばっかり考えてたのにね!ジェンダーおばちゃんは男性に敗北しました!)
でももう、こんなきっかけが無ければわたしは絶対に東京へとは出てこれなかった、したい仕事へと近づけなかった、と思います。だから連れてきてくれた愛する人にはそれはもう強く感謝していますし、両親へと頭下げるときには無理矢理にでも付き合ってもらいます。(一緒に怒られましょう!)
そのひとは、何年も前から知っていたひとです。
初対面の時から「好きだな」と思っていた男です。
何度も会いながらも、先輩後輩の粋から脱することが出来なかった関係です。
手に入ることなど無いだろうととうに諦めていたので、思い切ってわたしの人生をかけての勝負に出ましたらば折れてくださった、そんな粋な年上の男です。
当人いわく『もうお前にべた惚れだよ、俺こんなふうになるなんて俺が知らなかったよ』とのことなので、それなりに結構幸せに暮らしています。
恋をすっ飛ばして愛してしまった人なので、遅ればせながら恋をしようとふたりで同棲しながら今、もがいております。
皆様の温かい目、リア充を惨殺したいと仰っしゃるご意見などに囲まれながら、わたしはこんなかんじで東京生活をはじめました。詳細はいつか記事にでもします。
ということで皆様、東京でお会いしましょう。
よろしくおねがいします。以上、ご報告まで。