なぜか先日、ひとりでハワイに行ってきました
なぜだか唐突に、先日いきなり4泊5日でハワイに行ってきました。
しかも、1人で。
こうやっていざ書いてみると「こいつ何言ってるんだ」と思う内容でしかありませんが、それがですね、わたしも自分自身に対して同じ感情を持っています。何をやってんだろうね。
一応は仕事のつもりで行ったのですが、結論から言うと何をしに行ったのか謎なまま帰国しました。
社会人にはときどき、こういうことがありますね。 ありますよね。
急遽ハワイ行きが決まり、すぐに夫に「ちょっとホノルル行ってくる、明日から」とLINEしたら、「ちょっとホノルルって、そんな表現ある?」と爆笑されましたが、わたくし軽率すぎるほどフットワークが軽く生きておりますので、人生そんなこともありますし、そんな表現もありますわ。
ハワイが、俺を呼んでいたんだよ。
ちなみにこのとき夫はイギリス&カナダ出張中だったので、我が家は夫婦ですれ違ってばかりです。夫婦2人でパスポートのスタンプがどんどんと増えていきます、いやはや本当にね、東京での家賃がもったいないです。
ってことで、なぜだか季節はずれの、しかもひとりでのハワイ。
そこでどんなものを見てきたか、何をしたか、今日はちょっと駆け足ながら記していこうと思います。
先に言うと「青空とわたし☆最高の海、そうここが憧れのハワイ!」みたいな眩しい表現は一切出てきません、全体的に根暗なひとり旅の低空飛行な記録です。
じゃあなぜハワイに行ったんだという感じですが、人生とはそういうものなのです。
紫外線が嫌いなのにハワイに行かざるを得なくなった人、根暗な人でもハワイに行けるのかと思っていう人は、よければ参考にしてください。
…… …… …… …… ……
突如前日に予約し、乗ったのは全日空。
いきなりの予約で、往復25万円ちょっとしました。急遽行こうとすると、安くはないですね。ハワイはお金持ちのもの、美奈子覚えた。
ウミガメの独特のデザインで、最新型の飛行機!
2階建ての飛行機だったのですが、とても久々に乗った気がします。エコノミー、ちょっといいエコノミー、などとかなり細かく座席が分かれていました。
(全日空のホームページより写真引用)
ちなみに機内は六本木のクラブみたいにカラフルなライトアップで、しかもハワイアンの謎の音楽がかかっていたので、思わず「おい全日空、一体何があった」と思いましたが、これが全日空のハワイ仕様のようです。落ち着かない。
既にこの時点で、ハワイは根暗な人間が向かうべき場所ではないような気がしてきます。パリピ向けの飛行機で、いざハワイ。
ちなみにハワイといえども、一応はアメリカ。
最近はかなり入国が厳しいです。
アメリカ便は、成田や羽田を離れる前にランダムで乗客を選び、その人たちに抜き打ちの手荷物再検査(と、履いている靴などのさらなるチェック)をするのですが、わたしこれ毎回選ばれるんですよね。ランダム、のはずなのに!
噂によると怪しい人は毎回目をつけられるらしいんですが、確かにわたしのパスポートにはアメリカが(というかトランプ大統領が)ちょっと嫌いな国というか、怪しい国への渡航歴スタンプが多くあるので、まあ仕方がないのかな……。
ここ最近、イラン入国にはかなり気をつけてますけども、他にも引っかかる国があるのかもしれないです。パスポート見返すと、社会主義国もちらほらあったのでね……。
7時間ほどのフライトで、無事にホノルルに到着。
空港からリムジンタクシーで直行し、まずは必要な用事をこなします。しかしこのハワイに来た最大の目的である用事が、なんと1時間足らずで終わる。
さて、ここから残りの4泊5日、どうしようか。
そう考えたわたしは、早速ホテルにアーリーチェックインして爆睡しました。寝るっきゃない。
わたしは時差ボケに比較的強い人間なのですが、ロンドンやパリなどとは違って、ハワイは東京から見ると日付変更線を挟んで時間を逆流するため、時差はマイナス19時間。
とてもむちゃくちゃなズレ方をするので、ハワイは来るたびに初日は爆睡するようにしています。というか、せざるを得ない。年に何度もハワイに通っている日本人がいたりしますが、敵いません。
そして起きたら、もはや夜の22時過ぎ。
「さすがに遠い異国に来たのにホテルのベッドとトイレしか視界に入れていないのはまずいのでは」と思い、ジャージのままとりあえず近くのビーチへ。
王道のワイキキビーチ、相変わらずの絶景。
ですが、それよりも最近機種変更をしたiPhone 11の夜景モードの美しさにちょっと驚きました。こんなに光を拾うんですね。
ホテルに併設のプールも、この鮮やかさで写る。
もう旅行の時には重い一眼レフを持っていくのはやめよう……と決意する瞬間でした。これだけ写れば充分だわ。
その後も、ふらふらと深夜のお散歩。
日本人女子に人気のロイヤルハワイアン、通称・ピンクホテルもちょっと覗き見。
実は過去にここに宿泊したことがあるのですが、個人的には価格と釣り合っている場所だと思っていないので、正直あまりおすすめのホテルではないです。でも人気なんだよな、何故なのだろう。インスタ映えってやつなのか、そうなのか。
ミーハーな人なら、こんなものに惑わされずに安定のトランプタワーか、リッツ・カールトンでいいんじゃないかなあと思うばかりです。
で、ここまで寝てしまうと昼夜逆転してしまうので、翌日も昼間は爆睡、起きたら夜の7時でした。
(本当にわたしは何をしにハワイに来たんだろう……)
ということで、夜の21時から集まって、仲間たちとサメ釣りへ出かけました。
ハワイではサメ釣りが体験できるのですが、これが深夜にやるものらしく。
深夜に海に出て、海側から眺めたワイキキは贅沢な風景。
ほとんどの日本人が見ないで帰国する風景かもしれません、おすすめです。
今回は個人参加ではなく7人で船をまるごとチャーターし、チップ込みで日本円で合計15万円ほど。
(個人参加なら1人あたり1万5千円弱ぐらい)
https://www.veltra.com/jp/hawaii/oahu/a/7143/reviews
ダイナミックな餌を海にゆっくりと沈めます、50メートルほど沈めるとな。
最初は船長さん(刺青が入ってイカつい)が、レクチャーしてくれます。これを見て覚えて、それぞれ真似してみる、というのが大筋。
(この船長、日本人からお金取るぞ感がすごいのと、癖のある早口英語しか話さないので、英語苦手な人はできる人を連れて行かないとちょっと困るかも。ちなみにワイキキ発着でサメ釣をしているのはこの業者だけだそうです)
気がつけば、岸は遠く。
こうやって眺めると、香港の夜景にも負けないほどの景色な気がしてきます。ハワイって、夜景が綺麗なんだなという新発見です。
ちなみにサメは2回釣れて、とてもスリリングで楽しかったのですが(その後リリースする)、あまりに興奮して写真ほぼ撮れてないので割愛します……。
サメ、2メートルぐらいのものが釣れました。でも釣れるかどうかはその日の運もありますので、「海から夜景が見たい」って人ぐらいにしかおすすめできないかもしれません。その割にはあまりに値段が高いので……。
(わたしの下手な自撮り、しかもTシャツはホテルで眠っていた寝巻きのままという……)
月明かりも美しく、揺れる水面が幻想的でした。
いつものハワイとは違う、別角度から見るハワイもこれまた面白く。
1日中眠りましたが、わたしは延々と眠れる人間なので(過去記事参照) これまたホテルへもどた後にぐっすり眠り、合計20時間以上の睡眠をとってようやく朝に起床。
ふらりとワイキキを歩き、テラス席のあるカフェへ。
「真っ黒なパンケーキ」と噂らしい朝ごはんをいただきました。
バサルト (ホノルル) 最新のレストランの口コ(2019年) – トリップアドバイザー
竹炭が練りこまれているんだそうで、チャコールダイエットが流行っているアメリカらし一品。果たしてそもそもパンケーキでダイエットになるのか、という質問は野暮です、だってここはアメリカ!
で、ハワイに来たはいいものの仕事が終わっていないという状況だったので(何をやっているんだ)、原稿を書くべくアラモアナセンターへ。ホノルルで一番大きな、日本人がいっぱいいるショッピングセンターです。
でも、買い物はしません。
というのも、ここには楽天カード所有者向けのラウンジがあります。これが目的です、楽天カードを持っていれば、誰でも利用OK。なんと無料カードでもOKです。
ここ、無料でドリンクが飲めて、ネットや電源が使えて……と至れり尽くせり。
他にもホノルルの免税店のほうにも同じラウンジがあるので、ハワイ滞在中の休憩にとても使えます。
ちなみに通常カードやゴールドカードの人は普通のラウンジですが、楽天プレミアムカード or 楽天ブラックカードの人は特別なプレミアムラウンジに入れます。(同伴者1人までOK)
ここにはさらに多くの飲み物もおやつもあって、わたしが入ったタイミングでは他に人もいなくて、1人で貸切状態!ここが本当に快適だったので無事に気持ちよく仕事を終えました。年会費が高いカード持っててよかった。
ハワイに来ても、冷房の効いた部屋に引きこもる日々……。
少し近未来的なゲーセンを覗いて、
ロコモコを食べたり。
破産して閉店直前のFOREVER 21を撮ってみたら、アメリカ人全開の服を着た男性が映り込んだり、
何人かの仲間と合流して、日本人が1人もいない(!)山奥のダイナーに食べに行ったり。
化粧品店では、ファンデーションの肌色の豊富さに圧倒されたり。
多人種がいる国なのだなあ、と改めて思います。
この細かく分かれているカラーバリエーション、こういう場所にアメリカの良さを感じます。
ワイキキビーチも何度かお散歩に。
キャビンアテンダントの友人が教えてくれた、おすすめのポキ丼をテイクアウトするのも楽しく。
気になった味は、試食もできる!
豪華に2種盛り……!
ごはんは玄米か白ごはんで選べますが、玄米がオススメ。さらにふりかけが追加できるのですが、それも追加すべし!です!
coco waveで食べられます。気軽に食べられて、ひとりハワイの人には本当にオススメ。数少ない、ぼっち飯に優しいスポット。
その帰り道に、お揃いの服を着る日本人家族を見て、「こういう明るい気分でハワイを楽しめる人間になりたかったな……」と思ったり。
どこを切り取っても、太陽の眩しさと鮮やかさで満ちていて、改めていい場所だなあと思いました。ま、ひとりで来る場所ではないけど。
青い空と海。
眩しいです。わたしはここにいていいんでしょうか。
ポストカードみたいな写真が撮れる、撮れる。
どこを切り取ってもよし。
空港内にあった、チャイニーズガーデン。
わたしの隠れた好きなスポットです。
……とまあ最後は駆け足で写真を並べましたが、こんな感じで過ごした滞在でした。水着も持っていかないハワイ旅でしたが、それでもなかなか楽しめるのがハワイのすごさ、なのかもしれません。
楽天ラウンジとスタバと、ホテル。冷房のきいたところでのんびりした記憶ばかりが蘇ります。
ただ、日本人がほとんどかと思うほど街中に溢れているのに、驚くほど日傘をさしている人がいませんので、長袖に日傘をさしているととても目立ちます。太陽が苦手な人種には不向き。
しかしやっぱり、わたし、なんでハワイに行ったんだろう……。
その疑問は解決せぬままですが、ふらっとフットワーク軽く今年も沢山の海外に行ったのだなあとしみじみしています。
そろそろ2月に行ったフランス、イギリス、マルタについても記事にまとめようと思います。それもまた、根暗な旅の記録ですがよろしくどうぞ。