作家・ライター
シンガポール出身,元気なシングルマザー
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熟成肉といえば、ラム肉であってほしい

熟成肉ってのが流行ってるそうだ。
 
こちら東京だけでの流行りものかなと思っていたら、東京やNYで流行っている『Butcher』がいつの間にか福岡にも2店舗ほど出来ていて、流行りものが好きな博多の人々によってこれまた予約が取りづらくなっているという。
 
そもそも熟成肉とはなんぞやという話で、Wikipedia先生に尋ねてみると、
 
乾燥熟成肉(かんそうじゅくせいにく)とは、牛肉・羊肉・ジビエ(野生の鹿肉など)などの食肉を、保存しつつ熟成させて更に柔らかく美味しく食べられるようにした食品である。冷蔵庫がなかった時代に、欧州で食肉を冷涼な洞窟や地下倉庫などに吊るして保存したことが起源である。
 
という。うん、よく分からない。
なのでわたしの認識では腐らせるわけじゃないけど、納豆みたいになんかうまくやる感じ、という認識である。あってるかは分からないけれど、とりあえずそういうもんで旨味が強いということにしておこう。このあたり、うまく一言で書いてくれる人いたら助けてください…。
 
 
ということで、熟成肉。
東京やシンガポールにも店を構えているという『WAKANUI』に行ってきた。今月行ったので既に3回目の訪問。たまには食べ歩きブログっぽいの、実は書いてみたかった。
 
福岡では都心近くの薬院、妖怪ウォッチでお馴染みのレベルファイブの入ってるビルの1階。
 

お探しの店舗のページはありませんでした

  
梅の花という有名な豆腐・湯葉料理のお店がありますが、どうやらそこのグループ経営だそう。
  
もう、イチオシから最初に紹介してしまうと
ダントツで一番美味しかったのはこちら、
羊!ラム肉の熟成!どーん!
 

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きゃーーーーーーーー

見てこのピンクのお肉!!!桃色吐息!どっはー!
むさぼりついて食べる、とはまさにこのこと。
塩のふられた美味しい焼き目に包まれし柔らかな歯ごたえ。
噛んだ瞬間のじゅわっとした肉汁が脳天にどーん、じゅわっ!最高!
 
ラム肉が苦手な人でも絶対に食べられると思ってしまうほどに羊独特のあの臭みは抜けていて、ひたすらに柔らかで上品なお肉になっている。本当に、不思議なほど。
野菜好きのわたしでも、この時は付け合せの美味しい野菜も無視してしまいたくなる、それほどに肉に夢中にさせてしまう。これ、ほんっとうにおすすめです。
 

で、熟成肉といえばビーフらしい。(忘れてたけど熟成肉ブームってそもそもビーフ肉のことをほとんど指すはず?)
 
ヒレ肉がこちら。
 
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てろりん。てろりろりん。
見よ、この美しさ。
ヒレ肉がつやっつや。つやっつや。輝きを放っている。
こんな上品なテカり、初めてだというほどのつやっつや。
 
牛肉がいつもより柔らかで、やんわりとした噛みごたえ。旨味もちょっと凝縮されてる感じ。ビーフジャーキーになりかけたお肉のビーフジャーキへの道のりの進捗2割、ってなところの味。
こちらもとっても柔らかで美味しいと感動はしつつも、うーんうーん、羊肉のほうがやはり良いかもと思わず思ってしまう……
 
 
臭みが消えてしまえば、ラム肉って万人受けする最強の肉になるはず。
熟成肉にすると、まさにそれが消えてくれて、やわらかな食感と強い旨味だけが残っていく。つまり、最強。わたしはあの臭みも好きなんだけれども、これもやはり好き。
ちなみに熟成肉、豚肉や鶏肉はあんまり向いていないらしい。
 
わたくし、雨宮美奈子、人生たったの24年しか生きてませんが、どこで食べた羊肉よりも美味しく感じられて、こちらのラム肉は毎度食べながら『たまらん』『最強』としか言わなくなっていくのです。
人間、うまいもん食べてる瞬間は愚かになっていくね…
   
 
他にもたっぷりの野菜を合わせたコブサラダ、白トリュフのオイルをかけたフライドポテト、他の店ではなかなか見ることのないデザートなどもたっぷり食べるんだけども、やっぱりこのラム肉の美味しさにはいつも全く敵わないというか霞んでしまうというか。
(ということでその辺はもはや写真撮ってない)
 
たっぷりの赤ワインを飲み干しながら、最高のお肉、熟成されたラム肉をむしゃむしゃ。これが一番美味しい食べ方だと思うこの頃。
 
どこかの回し者ではないけれど、こちらのお店のラム肉はラム肉への概念を変えてしまうほどに本当におすすめなので(そして多分だけれど東京よりは予約とれると思うので)、熟成肉といえばビーフと言わずに、ラム!をもっと浸透させていきましょう。
  

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 ラムアンドピース。以上、雨宮美奈子でした。
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