話せる人見知りはツラいよ
わたしはひどく人見知りです。
そう言ったときに、「またまたァ!雨宮さんたら!よく話す人じゃないですか」と返してくる人は、わたしのことをあまり知らない知人です。「そうだよね、ひどい人見知りだよね」と返してくれる人は、よ〜くわかっている友人です。
わたくしはですね、初対面の人と合うときに、間が怖いんです。
ちょっとでも、話さない時間が流れることがひどく怖い。すると、とりあえず天気でもどうでもいいことでも、話題をバコバコと突っ込んでいく癖がある。
この時代、会う前にTwitterなんかで相手のことを見ていることもある。そしたらその話題を投げておけばよろしい、と思ってしまうし、共通の知人がいればその話題をとにかく振りまくる。
でもね、そんなことをしてしまうとどうなるかと言いますと、別れた後に「うああああああああああああ」って頭抱えちゃうんですよ。どうでもいいことばっかり話しすぎて、きっと中身が空っぽな人間に思われたんだろうなあ、自分のこときちんと伝えられなかったなあ、ああ事実以上にとってもうざったい感じの人オーラ出しちゃったんだろうなーーーーーーーー!
と、まあそんな感じです。最高に自己嫌悪。フォー!
人と話せない、人の目を見られないような、王道の人見知りの方はいいんですよ。横にいる人がひとことでも「あ、この子は人見知りなんで気にしないでください」とでも言おうもんなら、周りも「はいはい」ってなるかもしれないんですが、
場をもたせることを覚えてきすぎてしまったわたしは、「場を繋げなきゃ!盛り上げなきゃ!無言こわい!」の一点張りで、どんどこ話題を振りかざしてしまったり、大げさに笑ってしまったりしてみせるのであります。
かーーーーーーっ 最悪だァ!
すると「あの人が人見知り?笑わせないでよw」ってな感じになるわけです。元々はそんなに喋るキャラでもないのにテンパっちゃってマシンガントークかましちゃうんで、疲労度ダダ上がり、わたしのライフはもうゼロよ。キャラ作りも失敗するし(ニセのキャラ作っちゃうし)いいことナッシング。
いやーんもう、こういうのやめたーい!って思ってたのに今日久々にそれかましちゃったんで、今これを書きながら家にこもってます。
もうダメです。雨宮美奈子、進捗ダメです。わたしは本当は地味なやつだし、知らない人が来る飲み会はとてもこわいし、盛り上げたように見せた後はぐったりして死にたさと戦っております。
本当の自分を飾らずに、いいペースで初対面の人に見てもらうのは、ほんとうに難しい。これじゃあ、くるくるとその場で一人で踊り狂っているようで、きっとはたから見ればえらく滑稽。おとなになりたいもんです。具体的な対処法、ないんですけどね……。
写真は、今日ランチを食べたシンガポール料理屋さん。非常に懐かしい気持ちになりました。母国に戻って英語で話していると、あんまりテンパらないんだけどなァ。
堂々とした人見知りになりたいな、あいうえお!