あなたは頑張ったし、私も頑張った。2017年も生き抜いた私たちにどうか拍手を!
なんということでしょう。
様々な都合もあり、今年の私はなんと大晦日にまで仕事を持ち越してしまいました。ぜんぜん、仕事が収まりません! 皆さんはいかがお過ごしですか?
どうも、こんにちは。雨宮美奈子です。
年末らしいことをする余裕もないうちに、あっという間の大晦日。年齢を重ねるごとに1年が過ぎる体感速度は速さを増していくわけですが、なんだか今年は長かった気がします。
こちらでは来年の意気込みなんかにも触れながら、私の1年を振り返ってみようと思います。
昨年(2016年)は退社してフリーランスになったりと大激動の1年でしたが、今年(2017年)もいやはや、なかなか色々ありました。
何はともあれ、結婚式をした
まず最初に個人的な出来事として、中でも一番特筆すべきなのは、結婚式を挙げたことでしょう。入籍自体は既にしていましたが、準備や貯金の関係もあって、ようやく人生の節目のひとつである大きなイベント・結婚式を26歳にして実行できました。
式場を予約してから、1年越しの実現となりました。結婚式をしたい人は、予約急ぎましょうね!(東京はかなり式場予約が埋まるのが早い!)
たくさんの人の愛に囲まれ、たくさんの人の優しさに触れ、そしてたくさんの祝福に包まれた楽しいイベントでした。
人生で1度(だと思いたいですね♡)の結婚式が、Twitterでトレンド1位になったことも最高の思い出です!
芸能人でもなんでもない、私たち2人の結婚式が土曜の午後に突然トレンド入りしたおかげで、ネット越しに会ったこともない多くの人からも祝福の言葉をいただくことができました。たくさんのメッセージ、本当にありがとうございました。
知らない人がまとめてくれたTogetterは、なんと現在24万PV越え!
ちなみに、トレンド入りしたおかげで結婚式場の社長さんが心意気として、費用(後払いだった)を割引にしてくれました。こういう粋な計らい、本当に嬉しいですね!
結婚式、本当に嬉しかったなあ。
夫とも、ひとつの大きな共同プロジェクトを運用したような感じで、お互いの得意分野や不得意分野を改めて知ったり、衝突したり相談したり、色々な経験を得られた気がします。結論としては、挙げて本当によかったです。でも、2度と準備はしたくないです……。
ちなみに夫に関するネタを呟くと、たまにTwitterで結構バズります。うちの夫、インターネットに愛されるキャラクターなんですよね。
うちの夫の寝言は本当に名言が多く、最近一番面白かったのは「えっ!嘘!俺のちんこ取れたんだけど!どうしよう!?……(5秒ほど沈黙)……あーね、なるほどね、着脱式なのか俺のちんこ。そういうことね。はいはい」というやつ。これを夜中に隣で叫ばれたので、笑いすぎて寝付けなくなった
— 雨宮美奈子 (@areyoume17) 2017年6月21日
結婚式に関しては、後日『みんなのウェディング』さんに取材してもらいました。
実は話題になったおかげで、紙&ウェブそれぞれの複数媒体から取材依頼が来たんですが、最も信頼できたこちらの媒体にのみ独占取材という形で詳細をお話しをしています。ちなみに来月はC CHANNELさんにも結婚式の内容が一部登場する予定です。相変わらず注目されていて、記念になったにもほどがあります。
自分の口からも「この結婚式がそもそもなぜ話題になったか、なぜTwitterトレンド1位を取れたのか」についてはきちんと詳しく説明したいと思っており、書きたいことがいっぱいあるので、近いうちにまとめます。
あの場にいなかった方にも、「こりゃ出席したかった」と思ってもらえる内容になるはずです!
ブログの更新を、今までで一番頑張った
2017年は年始から『フリーランスになったし、ちょっとブログを頑張りたいかも』と思っていたこともあり、今年は人生で最もブログの更新が多かった1年でした。
と言っても、80記事以上程度でした。
来年はもっと増やしていきたいなと思います。自分が考えたこと、経験したこと、みんなに知らせたいこと、そういうものを言葉に書き留めていないと、どんどん手からこぼれ落ちるように忘れてしまいそうなので。人って、意外と簡単にいろんなことを忘れます。だから50歳とかになった時、見返せるようになっていればいいなあ。ペース、増やしていきます。
そりゃ有名な某高知に住んでいるブロガーや、最近炎上していた某なんとかちゅうみたいな方はすごい頻度でブログを更新していらっしゃいいますが、あの人たちはTwitterなのかな?ってほど短文だったり、インスタなのかな?ってほど食べたご飯の写真を上げてるだけだったり、そもそも私とちょっと更新方法が違うので、そういうものを目指すのではなく、自分のペースで書きたいものをきちんと紡いでいければいいなと思います。
流されずに、自分のペースで。誰かがすごいことをやってただとか、書いてただとか、超速更新してただとか、そういうものに一喜一憂したり比べるのは25歳ぐらいでやめました。27歳の私、ゴーイングマイウェイにブログ続けます。
仕事で海外に行くことが激増した
今年は仕事で、香港や台湾、フィリピンなどに出張することが多々ありました。海外出張が増えたこと、とても嬉しかったです。
フリーランスになり、自分の武器となるものを考え直した時に、やはり自分がシンガポール人であるということは大きな武器だと思いました。
(余談ですが、今年はこんなブログも更新しました。おかげさまで、とても多くの人に読まれました)
海外に行くことも、英語を使うことも、抵抗感なし。そして何より、自分は旅好きなので、海外に行く仕事を自発的に受けるようにしたという次第です。
ただ、どれも『ここへ行ってきて』と与えられた仕事だったので、もっと旅をすることに決めてから→その旅を仕事にするみたいなこともできればいいなと思っており、それが次の課題です。私のやりたいことありきで、仕事につながるように。
フィクションの執筆で、お金を稼ぎ始めた
取材記事やインタビュー記事などではなく、創作(小説や脚本、原作などの執筆)でお金をもらうようになりました。
元々、小銭程度は稼いだこともあったのですが、その金額がやっと「稼いだぞ」と言えるレベルになった感じです。
これは大きな転換だったなと思います。私の最終的な目標地点がどこに落ち着くのか、正直自分ではまだまだ見えていないのですけれども、創作はやはり一番したいと思っていた仕事でした。名前を出せる仕事から、名前の出せない仕事までありますが、様々な経験が血となり肉となり、というのを強く感じています。
来年はエッセイなど、活躍の幅を広げてくれそうな仕事も徐々に入り始めており、本当に感謝しかありません。あと、そうそう。自分にしか書けない、いじめについての経験も発進させていただく場があった年でもありました。
毎日学校でつらい思いをしている君へ 昔いじめられていた26歳から伝えたいこと – クリスクぷらす
いつもお仕事をくださる出版社、広告代理店、劇団、そして何より編集者や担当者の皆様に改めて深く感謝申し上げます。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。
夫の仕事を陰ながら支えた(自負!)
これは完全に自慢というか自負みたいなものなのですが、私と結婚して以降、夫がぐんっと仕事の面でレベルアップしました。出世したという言葉よりも、ついにやるべきことを見つけてぐんぐんと邁進し始めた、というほうが正しいかもしれません。
頑固でいびつな性格の夫は、誰が見ても優秀ですが、誰とでも仕事ができるタイプの人間ではありません。これは一度でも会ったことのある方ならわかるでしょう。
(夫、よくソファで寝落ちする)
私より年上なのに怪しい夫のビジネスマナーひとつから、テーブルマナーまでをも教え込んだのはもちろんのこと、仕事で悩んでいるときには何時間も付き合ってメンターのように話をしました。もちろん、ただの愚痴もいっぱい聞きました。
最高のパフォーマンスを発揮してもらえるよう、栄養面や家の環境整備にも尽力しました。夫は多分、自分が毎日飲んでいるサプリが何なのか、なぜいつも男性用のシャンプーやお気に入りの歯磨き粉が途切れず補給されているのか、よく知らないと思います。
そういうところに尽力し、夫をサポートした1年だったように思います。
日本語でいうところの『内助の功』ってやつです。もちろん私の仕事に対しても、夫は内助の功をたっぷりかましてくれたように思います。共働きの、支え合い。ありがたいことですね。
忙しい中でも夫と何度か旅行に行けた!
ちょっとしたことですが、忙しい中でも夫と旅行に行くことができたのは今年の嬉しい出来事でした。『星のや 京都』に伺って、銀世界の京都を楽しめたのは素晴らしい光景として目に焼き付いています。雪化粧の金閣寺も最高!
あとブログにはちゃんと書いてないんですが、夫と海外旅行も何度かしてます。つい最近では、11月末に夫と1週間ほどクルーズ旅行に行ってきました。東京発着で海外にまで船で行けるんです。
毎日いつでも美味しい料理が食べ放題で、寄港地におりて観光するもよし、船の中でショーやプールを楽しむもよし、と本当に縦横無尽に自由でダラダラできるのが素晴らしかったです。韓国のチェジュ島に降りて、方言の強いハングルに触れたりしたのも印象深かったです。
カジノをやったり、ほとんどの時間はスパで過ごして癒されました。夫は「船から降りたくない」と最後まで駄々ごねていました、それぐらい最高でした。移動中もWi-Fiが使えるので、仕事をしながら旅ができて面白かったです。
しかし来年は夫にとって、仕事の面で大きな節目となりそうな年なため、そう簡単には一緒に旅行というのは難しそうです。ああ、でもできるなら、ニューヨークとマラッカ(マレーシア)に行きたい……!
私の実家がマラッカに別荘を買ったため、そこで親と一緒に過ごす時間がとれたらいいなあと思っています。大人になればなるほど、そして結婚してしまうと、親と過ごす時間が実は残りすくないことに気づくようになりますね。意識的に、家族と時間をとりたいものです。
友人・知人を無理して維持しようと思わなくなった
友人・知人って、すごく大事な存在です。大好きな人ばかりで、お世話になってばかりで、頭が上がらない人ばかりだなと思っています。
しかしながら高校時代の友人、仕事でちょっと関わった知人、みたいな人全員を大事にし続けようと思うと、なかなか厳しいものがあります。人には、一定の友人・知人までしか維持できない限度があると思うわけです。いや、正確には維持しようと思うとできるのかもしれませんが、自分の何かを犠牲にしたり、自分の時間が減ったりすると思います。
人生は一度きり。だから、無理してこまめな連絡を取るのはやめることにしました。季節の手紙や、暑中見舞い、そういうものに割いていた時間を少し意識的に減らしています。連絡をしなくても残る友人もいれば、しなければすぐに途絶える人もいますが、それはもう仕方のないこと。
人間にはライフステージがあるわけで、ずっと話が合う友人というのは奇跡です。割り切って、「最近あの子と話が合わない」と思えば力を抜き、またいつか合流できるときに仲良くできたらいいなと思うようにしています。気楽に。
そういう考え方には、このコミックエッセイが大きく影響しています。ひとつひとつ、大事なものだけを残していくことが、人生の選択なのだなと思う今日この頃です。
(とっても好きな本です、わたなべぽんさんのファンです!)
……と、徒然と書いてしまいましたが、そんな感じで1年を過ごしたなあというのが振り返りです。
他にも色々ありました。不条理な仕事に巻き込まれたり、心ない言葉に傷つけられることもありました。書けないこともありました。 それもぐっと飲み込み、大きくなれたかもしれません。
フリーランスという働き方を始めて、気疲れする部分も多かったのは今年の収穫のひとつです。もしかすると、どこかのタイミングで会社にジョインするかもしれませんが、もうしばらくはこのままなのかもというのが今の感覚です。
来年は、どんな1年になるのだろう。
健やかに、自分のやりたい仕事に取り組み、嬉しいことがいっぱいあるといいなと思います。
これを読んでいる皆さん、本当に1年お疲れ様でした。私も頑張りましたし、あなたも頑張ったことかと思います。よくぞ、よくぞ1年生き抜きましたね。それだけでなんだか尊いことなのだと思います。
来年も、どうぞ生き抜きましょう。いい1年だったなと来年末にまた笑えるよう、コツコツ、ぐいぐい、やっていきましょう。
今年も1年、ありがとうございました。良いお年を!