作家・ライター
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離婚しました、その理由やらなんやらのご報告を一問一答します

とても久しぶりのブログ更新となりましたが、このたびタイトル通りに「離婚した」というご報告をさせて頂きます。そう、私ね、離婚したよ〜!

いやはや、長い結婚生活でしたが、このたびきっちりと正式に書類上でも終止符を打たせて頂きました。

 

ちらほらと周囲のお友達には報告したり、インターネット上においても匂わせてはいたのですが、ようやくきちんと書ける状況となりましたので重い腰を上げて筆を取らせて頂きます。

結婚報告は大声でしておいて、各方面から祝福されておいて、なのに離婚のことに関してはシレッとしている方が多いじゃないですか。私なんだかそれがむず痒〜く感じるタイプの人間でして、まあネットで大声で結婚したと叫んだのならば、ここはスッキリ離婚についても記しておこうかなと。

とっても腹が立っていることも、恨みつらみも、た〜っぷりありますのでね……。

 

さて。
芸能人でもないただの一般人同士の結婚にも関わらず、結婚式のハッシュタグが日本トレンド一位を取った私たちでしたが、そんな夫婦が離婚だなんて何があったの?というのが気になる話でありましょう。

しかし、ここは野ざらしのインターネット。こんな危うい荒野の上では、もちろん全てを語ることはできません。

(ちなみに余談ですが、この結婚式の数日前にも元夫は女関係でやらかしており、危うく結婚式の開催が危ぶまれる状態でした。それでも笑顔で花嫁をやり遂げたんだぞ、褒めてくれ)

 

私は書類上で婚姻を届け出た、結婚という行為に重みをそれなりに感じていた人間なので、可能ならば夫婦の相手として彼を選んだ以上、ずっとお年寄りになるまで寄り添える関係でありたいと強く願っていましたし、子供もいるので、なおさらに家族という形をどうやったら維持できるのかと相当に相当に模索したつもりです。

80歳になっても一緒に手を握って同じ布団で眠ろうね、とにっこりしたら「いやだよ、邪魔だよ」って言われたりもしましたが、それでもこちらニコニコしていましたよ……ええ……。

 

夫婦生活を長く続けている人ならお分かりでしょうが、たとえ永遠に恋愛関係でいることは難しくとも、親友のような友人のような、信頼関係ベースの人間関係を構築しながらだって家族という形は維持できるはずです。むしろ、そうやって模索してきている人たちの方が多いかもしれませんね。

それでも、どんな形でも。
私だけが努力していても結婚というものは協力無くしては成立しません。片方がどんなに必死でも、もう片方が何もしていないのではやっぱり成り立たないのです。

 

その上で、ここで語れる範囲でフォロワーや応援してくださっていた皆様、関係者各位にご説明できればと思いますので、シンプルに一問一答形式でお答えしていきます。

 

 

※ ここから先は、特に元夫とこれからも仲良くしたいお友達は読まない方がいいかもしれません。なかなかきっつい内容もありますので、どうかご注意くださいませ。

 

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Q:結婚生活はどれぐらい続いていたのか?子供はどうなるのか?

 

結婚生活は今年で8年目に突入するところでした。
私の年齢の割には長かったですね。
しかしながら、去年から別居はしていた状態でした。
子供の親権は私が持ちます。
たとえ元夫が親権を求めたとしても、彼にはまったく勝ち目のない戦いだったので、そもそもそこを争うことにはなりませんでした。(いろいろお察しください)

 

 

Q:どちらから切り出した離婚なのか?

 

私から切り出しました、
正確には2年ほど前から話はしていました。

あなたが変わらなければ離婚するよと何百回もの猶予をあげましたが、まったく変わる気がなかったので最後には躊躇なく離婚する決意ができました。
30歳過ぎて変わらない人間はもうね、変わりませんよ。残念ですがこれからもそのまま、ダメな部分変わらずに生きていってくださいね。
私はもうあなたの面倒みきれません!ばいばーい!というすっきりとした気持ちです。

 

 

Q:ズバリ、離婚の理由は?

 

正直、数えきれないほどの理由があります。
それはもうね、笑っちゃうほど。

特に女関係とお金関係では常に頭を悩まされた、ということだけは書かせて頂きますが、一番大きな理由はここでは彼の今後のためにも書かないことに致します。

 

彼とは離婚後も、同じ会社の経営者として関わっていくことになります。

彼の名誉や評判、社会的地位に影響することは私にとっても良い話ではありませんし、今後きっちりと養育費などを払い続けてもらう意味でも、大声でその理由を述べることはできませんが、飲みの席でなら堂々と話して差し上げますので、聞きたい人は飲みに誘えよな!!!!

ちなみにここまで何百個と離婚したくなる理由があったのですが、それでも心折れずにきたのに、なんとか夫婦をやっていくぞと踏ん張っていたのに、実は最後の最後は些細なことでポキッと心が折れちゃいました。人間としての心がない一言を言われて、ああ無理だ、となったんですね。

 

人間、モラハラ気質って治らねーんだなーってのがこの結婚生活での一番の学びでしたね。彼と次にお付き合いする女性はどうか頑張って、自分の心を最後まで守り抜いてくださいね。これは元妻からの最初で最後の、マジの遺言です。

 

 

Q:オープンリレーションシップを取っていたのでは?

 

周囲の人間には以前からお伝えしていたのですが、夫からの一方的な拒否により、私たちは男女としての関係が破綻していました。

ちなみに拒否の理由は「生活面についての小言を言われるのがイヤだったから」だそうですが、待て待て。言うほうも言い方に相当に工夫したりしていたし、そもそも言いたくなんてないんですよ。
使用後のトイレは流してほしいとか、危ないからヒーターの電源は落としてから出かけてほしい、脱いだ靴下を床に置いたままにしないでほしい、とかそんなレベルの話です。……非常に低レベルでここに書くのも申し訳ないほどですが。

 

しかし、こういう小言を言わざるを得ない、こちら側に精神的コストがかかっていることをきっと彼は永遠に知ることのないままに死んでいくのでしょう。残念です。

ああ、彼の親の顔が見てみたいものだ……いや待て、彼の母親、つまり私からすれば姑のご尊顔は何度か見ていましたね。相当に無礼なことされたので、結婚式にも呼ばなかったし、縁を切ったことをすっかり忘れていましたテヘペロ

 

私はオープンリレーションシップをすることに当初は相当に抵抗したのですが、結婚当初から「お前に彼氏ができれば、俺も心置きなく遊べるのに」だなんて言われ続けていたので、最後には心折れまして。相当抵抗しましたよ、元夫のことは本当に大好きだったので。

 

結局は「恋愛及び性的なパートナーは外注しよう」という約束となり、結婚している状態でもそれぞれに恋人がいてもいいよねというのを了承していた状態でした。これがいわゆる、オープンリレーションシップというやつです。

別居もして、ここまで自由な感じでやる許可もあっても、ここまで模索しても。それでも離婚届を出さねばならなかった。
それぐらいの重みがこの離婚にはあった、そういう話ですね。

 

 

Q:待って。その結婚生活って、最初から詰んでね?

 

多分、そうなのでしょう。実はダメだったんでしょうね。
わかっていたのに押し通した結婚だったのかな。

彼としては「雨宮美奈子が押し切ってきたから、してみた結婚」という認識のまんま8年経過したようです。でも婚姻届にお前サインしたやん!!!喜んでたやん!!この結婚でメリット得たのはお前の方が大きすぎたぞ!!!最後まで結婚の責任はこちらにだけあるような言い分で腹が立ちますね!ぷんぷん!

 

ならば何年も経つ前にさっさとあちらから損切りして欲しかったけれども、それはしなかったんですよ。じゃあ、とこちらが損切りしようとすると、「いや俺は反省した」と泣いて謝って繋ぎ止めてくれました。待って待って。あれは全部、なんだったんでしょうね。待て、俺は幻を見ていたのか?

 

こちらの20代の大事な時間をたくさん使わせておいて、彼は最後に「お前のことなんか最初から好きじゃなかった」という捨て台詞を残しています。

「お前のことを女としてみられない」、「性的なことをすると思うとマジで気持ち悪い」とまで私本人に伝えておいて、ケロッとしているような男です。信じられる?

百歩譲ってそう思っていたとしても、それを本人に直接言葉でぶつけていいかということは、ちょっと考えればどんな傷付け方をするのかお分かりだと思うのですが、あの人にはわからないようです。

地獄に落ちてもきっと反省しないと思うので、関係者各位、誰か彼の股間に紙やすりをかけておいてください。

 

 

Q:そんなに恨みつらみがある状態で、今後は元夫とどんな関係になるの?

 

私は大人なので。これはこれ、それはそれ。
自分の食い扶持に関わるようなことに私情まで持ち込みませんので、同じ会社を引っ張っていく人間としてそれは引き続き必死にやっていきます。

会社には、私と夫以外にも多数の人間が関わっています。私たちの離婚によって、誰かに迷惑をかけるようなことがあってはいけないと思っているので、そこは心配ご無用です。

また、私は元夫のことはプライベート面では「下半身に脳みそがついてしまった可哀想な人間」として捉えていますが(寄生獣をイメージしてもらえるといいかもしれませんね)、仕事面においては今もなお尊敬しており、支えたいと言う気持ちに変わりはありません。

彼のゲームに捧げる情熱やセンスは、他の誰にも代え難いものがあります。
彼は仕事面に才能を取られ過ぎて、神様にいたずらされてしまった、悲しきキメラなのでしょうね。かわいそうに……。

 

また、子育てという面では私はブチギレすぎており、離婚当初「子供への面会一切なし」を離婚条件にしていましたが、元夫が「それなら家庭裁判所に申し立てる」と必死だったことや、我が子がパパ大好きであること、私自身が身体が非常に弱く、ひとりでの子育てが現実的でないことからも、結局のところ今後も一緒にやっていこうという話になりました。別居しているふたりの家は非常〜に近い距離なので。

 

私たちは夫婦としては破綻したのでしょうが、我が子の父と母としては永遠にパパとママなので。我が子に喧嘩している姿を見せないためにも、この離婚が正解だったんだろうなと改めて思います。

いい距離感で、ふたりが笑って雑談しているほうが、我が子にとってはいいと思うので。

また、最終的には私のギリギリで壊れそうな心を守るための離婚でしたが、ママの心が壊れてしまっては、我が子のためにも良くないと思ったのも大きかったです。ね、みんな笑顔が一番よ。

 

 

Q:ここまで赤裸々に書いて大丈夫?元夫、これ書くの許可してるの?

 

許可は取っています。
また、彼は「どこに何を書いてくれてもいい。俺は何も恥じることはしていない!」と言っていたのですが、ここまで書いた文章だけでも「雨宮さん、肝心の核心部分は書いていないな」ということは分かるでしょうし、「というかここまでだけでも激ヤバな話あるぞ?」と伝わると思うだろうので、私からは何も言うまい、という感じです。

 

私が逆の立場なら頭下げてでも絶対に書かないでほしい、って思うことばっかりなんですけどね。

まあ慰謝料をとっても素敵な金額でいただくことになったので、この内容で踏みとどまってあげることにしました。(お札を数えながら美奈子ニッコリ!)

 

アリストテレスあたりが「モラハラな人間は、自分がモラハラであることに決して気がつかない」みたいな名言残してくれてたりすると、引用しやすいんだけどな。そんなセリフはなかったか。……ないか。

 

 

Q:んで、雨宮さんは再婚する予定とかあるの?

 

今のところないですし、結婚はもうこりごりですね。
少なくとも、書面を交わしてまでの結婚はしないことだろうと思います。財産分与、とっても大変だし。

 

現時点でお付き合いしている人はいるのかと聞かれたら、既に恋人がいます。またこちらは離婚してからの恋人であること、きちんと明記しておきます。
そのことは元夫も勿論知っています。(なんなら付き合うことになりそう、ってなっていた時点で元夫に報告までしていました)

 

年下の恋人は、とんでもない激務の中でも私のことを誰よりも何よりも大事にしてくれます。
こんなに甘やかされていいのかな?と思うこともありますが、周囲の友人たちから「今は素直に甘やかされなさい」、「あなたは人に大事にしてもらう価値があることを再認識した方がいい」と本当に泣かれたりしたので、素直に甘えることにしました。というか、振り返れば振り返るほど、周囲の人に何度も泣かれる結婚生活だったな……。とんでもねえな。

恋人は私がポロッと言っていた物を覚えておいてさりげなくプレゼントしてくれたり、ドライヤーで私の髪の毛を乾かしてくれたり、本当に優しいです。
あと、とってもハンサムです。(語気を強めながら)

別に元夫と比較するわけじゃないですが、他者に大事にされるってこんなに心地いいものだったんですね。大事にされるのが久々すぎて忘れていました。

 

あまりにも元夫に数年間、ないがしろにされていたので……冷蔵庫から「美奈子もお茶飲む?」といって恋人がお茶をとってくれたりするだけで、なんだか感動したりしている日々です。私のためにお茶いるかって聞いてくれるの!?!?

そう、私にとって恋愛の喜びハードルは信じられない下がり方をしています!ちょろい!

っていうか私の結婚生活って……やっぱり一体なんだったんだ??????ねえ!!?!?誰か教えて!??

 

 

Q:この結婚、後悔している?

 

不思議なんだけども、後悔は全くしていません。

振り返れば振り返るほど、彼と結婚することは必然だったように感じますし、20代前半のあのとき確かにボロボロだった私をヒーローのように救い出してくれたことは事実です。初対面の瞬間からこの人と結婚するんだ、とずっと信じて疑わなかったですし。

何より子供を授かったことは私1人では出来ないことでしたので、こんな世界の誰よりも可愛い天使に出会わせてもらえたこと、育てさせてもらえていることには感謝しかありません。

 

サイコパスでモラハラ気質な人間であることは結婚前からわかっていたはずなのに、こちら側が恋愛の魔法にかけられて目を瞑ってしまっていた部分もきっとあったのでしょう。そういう意味では、私の自業自得。

しかしそんなサイコパスな部分に救われ、結果としてこちらが気楽に生きられた部分も大きかったような気がします。

 

あのときの私には確かにあなたが必要だったし、あなたにとって私は充分な機能を果たしたはずです。結果としては互いに握手して終わることのできる離婚、として終われるんじゃないでしょうか。

いい結婚だった、そういうことにしておきませんか?どうせこのブログも、読んでいるんでしょうよ。元夫よ。

 

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以上、一問一答にてお送りいたしました。
これが今の私がオンライン上で語れるすべて、ということでここはひとつどうでしょう。

 

今後も夫とふたりで会社の話などで公の場に出ていくことはあるでしょうし、結婚前の距離感であった「無鉄砲な先輩とおせっかいな後輩」みたいな距離感に静かに戻っていくのだろうと思います。

これからも私たちが何より最優先で守るべき、大事にすべきは子供です。それは揺るぎません。

そんなふたりをあたたかく見守りつつ、面白がってもらえたらこれ幸いです。

 

最後に。

ご祝儀をくれた皆様、結婚をお祝いしてくださった皆様、応援していた予想図のような未来にはならなかったかもしれないのですが、今の2人はこっちのほうが気楽で幸せで、笑顔が増えているのも事実です。どうかお許しくださいね。

 

ということで雨宮美奈子とさいとーだいちの結婚、ここにて完結です。

私たちの次回作をどうぞお楽しみに!

 

 

(結婚式の締めで最後に頭を下げる私たち2人の写真です。このブログ記事にいい感じなので勝手に採用しました。元夫、いいよね?)

 

追伸:

超大事なことを書いておきます!!!
シングルマザーとなりましたので、今まで以上に絶賛お仕事大募集中です。どんなご相談でも何かありましたらご用命くださいませ、よろしくお願い申し上げます♡

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