作家・ライター
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セーラームーンが生まれ育った地へ、引越しました

 

コロナのドタバタで書きそびれていましたが、2月の終わり頃に引越しをしました。

 

 

場所は東京都の中央区から、お隣の港区へ。

 

なんとなくITバブルや六本木、最近ではパパ活なんて言葉の生まれる、ギラギラとしたイメージの強い港区だけれども、個人的にはセーラームーンの舞台になった街という印象が強くて、たとえばセーラームーンことうさぎちゃんは、港区生まれ港区育ち。

タキシード仮面ことまもちゃんは麻布高校出身だし、漫画内には麻布十番も登場するわけで、セーラームーンファンにはおなじみの場所です。

 

あどけなさが残る月野うさぎが、少し大人の匂いのする街、麻布十番で女子高生を過ごす。港区には、わたしはそんなイメージを持ったまま引越してきました。

 

 

と、急に引っ越すことになったのは、実は長く住んだ中央区・築地の旧居が近々取り壊されることになりまして。

 

それぐらい古いマンションだったのだけれども、これがまあそれぐらい古いおかげで、家賃の割にはとっても広くて大きくて、築地駅から徒歩1分の築地本願寺真横に位置してくれているもんだから、毎朝6時半に鐘の音で起こされるという大変素敵な場所ではあったのですが、これも天の声、はたまた何かのタイミング、ということで貯金も落ち着いてきたしと、夫と去年からずっと新居を探していました。

で、無事に良い物件と出会うことができたわけです。

 

セキュリテイの関係から、港区のいったいどこに住んでいるのか、という具体的な場所までは言えませんが、部屋をぐるりと囲む大きな窓からは大きな東京タワーを大きく間近に見ることができるのが特徴です。

 

高層階なので、見下ろせばキラキラと宝石のように輝いた夜景。東京タワー。

……と、なんともまあ、田舎者が想像するわかりやすいトーキョー像に弄ばれながら、毎日を楽しく過ごしています。

 

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引越しは1月から進めていたのですが、奇しくもタイミング的にコロナウイルスの自粛期間が始まる直前に引っ越せたので、昭和生まれの築地の旧居にはなかった床暖房や宅配ボックス(最近のマンションはほとんどついているのね……!)、便利なコンシェルジュサービスなどなど、様々な部分があるおかげでこの自粛期間が快適に、そして気持ちも幾分か軽く過ごすことができています。

家の中にいる時間が長くなった今、より快適な本拠地を作っていくことが大事になるのだなあと痛感する日々です。自宅というのは、心休まる場所でなければ。

 

あと、基本的に最近は出かけないように、どうしようもなく出かけたとしてもずっと公共交通機関を避けるようにしているので、タクシーで住居名を言うだけで運転手が分かってくださるのも便利だねと夫といつも言っています。

ドーンとわかりやすい場所に住むってのは、そういうメリットがあるのだなと初めて知りました。

 

太陽の光がたっぷりと射し込む家は、精神衛生的にもとても良いのだなあと感じています。気持ちよく目覚められるし、そろそろ夕刻なのだなと肌感覚でわかるのも楽しい。

紫外線がちょっぴり気にはなりますが、近々全面的に紫外線カットフィルムも貼るつもりです。自粛期間が伸びてきている今日この頃、皆さんも紫外線は意識的に浴びましょう。

 

そんなこんなで毎日、夫と自炊をしながら小さくゆっくりと生活を営んでいます。

流れる時間は意外と速くて、なんだかんだと忙しいのも不思議なものです。

 

コロナウイルスによって、突然変わり始めたこの世界にもっと絶望してしまわないように、なんなら以前より大きな希望を抱けるように。

何か自分にもできないことがないか、ささやかなことでも、何か考えられないか。それはたとえば、コロナで学校に行けない子が心に溜めたものを、独り暮らしで壁に向かって話せば良いのかと苛立つものを、どうにかできたりしないか。

日々そんなことを頭の中で反芻させながら、今日も新居のダンボールを少しずつ減らしています。

 

以上、雨宮美奈子でした。

今年はたくさんたくさん、わたしの言葉を紡いで去年よりもっと発信しますから、どうか期待していてくださいね。このブログも見やすく、リニューアルのテコ入れもしてみました。

引き続きSTAY HOME、頑張っていきましょう。

 

 

 

 

 

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